2020年06月03日

落ちずに

                           クスダマツメクサ


 土手下の道端に数年前から居をかまえたクスダマツメクサは、殖えもせず減りもせず今日も花を付けている。
他の草もあまり生えず、けっして環境はいいとは云えない所で命をつないでいる。
マメ科シャジクソウ属でヨーロッパ原産の一年草。
小さな花が沢山集まって花序を作り、花は受粉した順に下を向き花弁は大きくなるが落ちずに種子を包んでいる。
  


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2019年09月23日

形は


                    エビズル 青い果実



 台風17号の余波で雨の予報だったが朝方から時折陽も射したりして結局雨らしい雨は降らずに
過ぎてしまった。
 近くに絡みついて登っていける背の高い草木が無いので、仕方なく這うようにツルを延ばしていた土手斜面のエビズルだったが早くも青い果実を幾つも付けている。まだ口には出来ないが形はしっかりブドウ科である事を示している
ブドウ科ブドウ属の落葉つる性木本。雌雄別株で果実は黒く熟すと甘酸っぱい。  


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2019年07月28日

すでに


            カワラナデシコ



 少し間が空いて出向いた土手斜面の草場はカワラナデシコが点々と彩を添え、「ツリガネニンジン」や「ワレモコウ」もポツンポツンと咲き始めていた。
グズグズと長引いたが「梅雨明け」が報じられた今日、土手斜面はすでに秋の気配さえ感じさせている。
ナデシコ科ナデシコ属の多年草。高さは30~80cm程になる。名前は単に「ナデシコ」と呼ばれる事の方が多く、秋の七草の一つ
  


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2019年06月14日

落ちない


                     クスダマツメクサ

     花 序

     花 後

 土手下の通路際にひとかたまりのクスダマツメクサを見つけました。
この草はヨーロッパ原産で全国的に帰化している様ですが「コメツブツメクサ」ほど多くはなく、私としては3年ほど前にグランド横の空き地で見て以来です。
小さな花は受粉が終わってもそのまま残り、豆果はカサカサに乾いた花弁とガクに包まれています。
マメ科シャジクソウ属の一年草。クローバーと同じ仲間で花が終わっても花弁が落ちないのはこの属の特徴。  


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2019年06月02日

這いまわる


                   テリハノイバラ



 土手斜面に刺のあるツルを広げたテリハノイバラが花期を迎えていた。野生種にあっては比較的大きめの花は離れた所からでもよく目立つ
花には芳香が有るので何気なく手をのばすと鋭い刺に痛い目にあったりする。
バラ科バラ属のツル性落葉低木。ひたすら地面を這いまわるので「ハイイバラ」の別名がある。  


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2019年04月25日

一花弁が


                      シャク


        若い果実


 西日のあたる林縁でシャクが小さな白い花を付けている。花としてはすでに後半で果実になっている所も多々ある。
この時季、葉だけ見ると恐ろしくよく似ている「ヤブジラミ」が成長してくるのでかなり紛らわしくなる
セリ科シャク属の多年草。小散形花序の周囲の花は外側の一花弁が大きくなる。  


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2019年03月02日

適応能力


                     ノハラツメクサ

        

       (上を向いている)


 忘れてしまうほど間が空いて「いまさら~」と云われてしまいそうですが、その辺は大目に見て頂くとして、
畑の片隅でノハラツメクサ「オオイヌノフグリ」と競うように咲いています。適度に草取りもされるようで殖えもせず減りもせず8ミリ程の白い花をほぼ一年中付けています。
ヨーロッパ原産ですが適応力に長けているとみえ世界中に帰化している様です。
ナデシコ科ツメクサ属の一年草。在来の「ツメクサ」は小型で花は直径4ミリ程です。
  


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2018年10月07日

3 タイプの


                        ヤブマメ

       開放花

 その名の通り、藪や林縁などに普通に見られるヤブマメの花は長さ15~20ミリ程の蝶形花。色は白っぽくて一部に淡青色~紫色を配しているが色の濃淡はかなり個体差がある。
この花、よく見かけるので取り上げる回数も多いがシンプル感が嫌いではない。
マメ科ヤブマメ属のツル性一年草。開放花、閉鎖花、地下の閉鎖花、と3タイプの花を付ける事で知られている。

  


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2018年09月11日

100年近く


                       オオフタバムグラ


 河原のグランドのすみで今年もオオフタバムグラが咲き広がっている。外来種だが
小さな花は可愛らしい。
東京で最初に見つかってからすでに100年近く経つとの事でそれなりになじんで咲いています。
アカネ科オオフタバムグラ属で北アメリカ原産の1年草。  


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2018年05月21日

珠芽が


                        ノビル 花序



 土手斜面でチガヤの白い綿毛が波打っている。その傍でノビルの花が揺れていた。そういえば今年は早春の味をいただく事無く過ぎた。
ノビルの花序には花と一緒に珠芽が付く事が多々あり日当たりが良いと花よりも珠芽になる事が多く、花茎に付いたまま芽を出す事も有ったりする。
ネギ科ネギ属の多年草。ノビルは漢字にすると「野蒜」となりはネギやニンニクなどの総称  


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