2013年11月30日

返り花

    スミレ

 毎年この季節になると土手斜面にスミレやノジスミレの帰り花が姿を見せる。
草刈りが済んでさっぱりし過ぎた斜面にポツリポツリと見られるがさすがに本来の
季節のような勢いはなく大抵は花が1本か2本で頼りなげです。
今日も風の強さはおさまったものの冷たさの残る風に微かに震えて立っていました。  


Posted by 松ぽっくり  at 16:26Comments(0)フィールド

2013年11月28日

ひとまわり小さい

       ナツフジ豆果

 7月の上旬に薄緑色の目立たない花を付けていたナツフジがフジの豆果にそっくりな豆果を吊り下げています
形はよく似ていますが大きさはフジよりひとまわり小さくて10~15cm程、それと表面もビロード状の短毛が密生しているフジに対してこちらは無毛
です。
マメ科ナツフジ属、つる性の落葉木本と云う事で今の所まだ葉が残っていますがもう少しすれば葉を落とし、熟した豆果は2つに裂けて種子をとばし
今年の主だった仕事を終わります
  


Posted by 松ぽっくり  at 16:11Comments(0)山道

2013年11月27日

赤いサヤ

     トキリマメ

 黄色くなった葉とサヤの赤、黒く光る種子、『トキリマメが日だまりをカラフルに
彩っていました
マメ科タンキリマメ属のツル性多年草。「タンキリマメ」に比べ葉が薄くやや大きいので「オオバタンキリマメ」の別名があります。トキリマメの語源は不明のようです。
 今日もそこそこ風は強いが草や木が暖色に染まった日溜まりはそこだけ春のようです。  


Posted by 松ぽっくり  at 18:12Comments(0)山道

2013年11月26日

隙間なく

    ヤクシソウ

 季節が進むにつれて花の数が少なくなる中でヤクシソウは比較的遅くまで山道を彩ってくれる。
横枝を広げ1,5cm程の黄花を隙間なくつけるのでよく目立つ。
花は終わると下向きになっているのが目に付く。
キク科オニタビラコ属の2年草。和名は根生葉が薬師如来の光背に似ているとか、薬用にされるからとか諸説有るがよく解らないようだ。
 朝からよく晴れたが西寄りの風の強い一日だった。
  


Posted by 松ぽっくり  at 16:19Comments(0)山道

2013年11月25日

色合い

     フユイチゴ

 今日の予報は午後から雨、と云う事で近所の農道を手短に覗いて来ました。
季節がら少々寂しくなった木陰でフユイチゴ』の実がいい色になっていました。
味の方はモミジイチゴなどに比べると若干落ちますがその色合いは晩秋から冬の野に欠かせません。
バラ科キイチゴ属で草のように見えますが、ツル性常緑の小低木に分類されます。  


Posted by 松ぽっくり  at 11:10Comments(0)近所

2013年11月24日

赤と黒

    クロガネモチ

 木全体が赤く見える程沢山の実を付けたクロガネモチが秋の陽を照り返しています。これほど沢山の実ももう少し季節が進めばヒヨドリやムクドリなどの体内に取り込まれて木は元の姿に戻る事になる。
モチノキ科モチノキ属の常緑高木で雌雄別株。したがってこの木は雌株
樹皮から鳥もちを採った事と葉柄や本年枝が紫色を帯びる事から「黒金黐」
名が付いたようです。
 すぐそばで「サカキ」もクロガネモチ程ではないが沢山の黒い実を付けていた。サカキの実の先端には雌しべの先が残存する事が多い。
                                          サカキ(ツバキ科)


  


Posted by 松ぽっくり  at 17:07Comments(0)近所

2013年11月23日

再チャレンジ

     センブリ


 花が咲く前に刈られてしまったセンブリ、再チャレンジで多少弱々しいが
冬が来る前に開花する事が出来た。
順調に育っていればもう細長い蒴果を実らせている頃のはずだが・・・。
リンドウ科センブリ属の2年草。花は日が当たると開き、暗くなると閉じる。
昔から健胃薬として有名その苦さは葉をほんの少しかじっただけで納得する
 すぐそばで「ツルリンドウ」が赤い実を付けている。こちらは難を免れたようだ!
                                         ツルリンドウ果実

  


Posted by 松ぽっくり  at 16:57Comments(0)花を訪ねて

2013年11月20日

樟脳の

      クスノキ

 強い西寄りの風に出足を鈍らされながらもいつものコースへ・・・。
今年はみかんの出来が良いのだろうか?「一袋100円」と書かれた無人販売所の設置個所が去年より多いようだ。
 土手斜面のクスノキの下にツヤの有る黒い丸い実が幾つも落ちている、見上げると枝先に沢山付いている実が陽を受けて光っていた
かって樹皮から防虫剤の「樟脳」を作った事はよく知られているが、葉にも樟脳の香りが有る。
クスノキ科クスノキ属の常緑高木で大きいものは高さ50mを超すものも有ると云う。
昔から神社などに植えられ、御神木として祀られている大木をよく見かける。  


Posted by 松ぽっくり  at 17:02Comments(0)フィールド

2013年11月19日

際立って

        イイギリ


 青い空に赤い実がよく映えます。寒さを感じるほどになった風にほとんど
葉を落とした『イイギリ
は周囲の黄葉に呼応するかのように赤い果実をそれぞれの枝に吊り下げて際立っていました。
イイギリ科イイギリ属の落葉高木。イイギリの仲間はその分布の中心が
熱帯から亜熱帯
で日本には数種しか自生していない。
和名は葉が大きく桐の葉に似る事と、昔この葉でご飯を包んだ事から「飯桐」の名が付いたと云われています。
  


Posted by 松ぽっくり  at 19:57Comments(0)山道

2013年11月16日

実りの秋③

     ノブドウ

 この時季は道端の柵や空地の藪などに絡んだノブドウの意外とカラフルな果実に出会う事が多い。
これは山裾の「クサギ」に絡んでいた一蔓、その色ははっきり違うもの、微妙にに違うもの、色々あって面白い。
ブドウ科ノブドウ属のツル性多年草。ブドウ科と聞くと食べられそうな気がするがこの実は食べられない
 日暮れが一段と早くなった晩秋の陽は早くも傾き始めている。  


Posted by 松ぽっくり  at 16:14Comments(0)近所