2015年11月26日
気根を
クモラン

秋は実りの季節、こんな所にも小さな実りがありました。
梅の古木の枝の裏、蜘蛛の足のように気根を広げて張り付いているのは
その名も『クモラン』
葉は殆ど無く、6~7月頃に糸のような花茎を出して2ミリ程の淡緑色の花を
付けますが、色といい大きさと云いまず気が付きません。
そして出来たこの3ミリ程のさく果の中には細かな鋸屑のような種子が入っています。
小さくて地味ですが取りあえず「ラン科」の一員です。

秋は実りの季節、こんな所にも小さな実りがありました。
梅の古木の枝の裏、蜘蛛の足のように気根を広げて張り付いているのは
その名も『クモラン』
葉は殆ど無く、6~7月頃に糸のような花茎を出して2ミリ程の淡緑色の花を
付けますが、色といい大きさと云いまず気が付きません。
そして出来たこの3ミリ程のさく果の中には細かな鋸屑のような種子が入っています。
小さくて地味ですが取りあえず「ラン科」の一員です。
2015年11月23日
半分以下
オオアリドオシ

少し暗めの林縁で『オオアリドオシ』が赤い実を付けていました。
よく似ている「アリドオシ」の刺は葉より長いか同長ですが、こちらの刺は葉より短く半分以下と云う点で識別します。ただ、アリドオシやオオアリドオシは大形、小形の2形の葉が交互に付きますので要注意です。刺の比較対象は大形の葉になります。小さい葉と比べるとややこしい事になりますのでご用心!
2015年11月22日
風にのって
アキニレ 翼果

所々黄色くなった『アキニレ』が紙のように薄く直径1cm程の翼果をそれぞれの枝にびっしりと付けていました。
種子は5ミリ程で翼果の中央にあり、風にのってかなり遠くまで運ばれるようです。
分布は中部地方以西ですがこの木は植栽されたもの。
春に花が咲く「ハルニレ」に対しアキニレは秋、9月頃花をつけます。
2015年11月21日
比べると
ヤブムラサキ 果実

今年も林縁で『ヤブムラサキ』がいい色に実っていた。
ムラサキシキブとよく比べられるが花の色はこちらの方が少し濃く、果実もこちらの方が少し大きい。
しかし枝全体に実の付いた様子となるとどうやらムラサキシキブに一歩譲る事になりそうだ(私見ですが)
何日ぶりかの好天だったが明日は早くも雲に覆われるらしい。
2015年11月18日
干し柿のような
ムクノキ果実

こうなると少し遅い

部分的に黄葉した『ムクノキ』が沢山の実を付けていた。まだ青い実も沢山あって黒く熟した実と半々と云った所でしょうか。
以前にも書きましたがもう何年も経つのでもう一度書く事にしますが、この実は「干し柿のように甘くて美味しい」と云われますが、これにはタイミングがあるようです。
そのタイミングとは青い実が半分ほど紫色に変わり全体が次第に紫の強い黒色に変わる頃、この頃が果肉も白くみずみずしくてベストと云われています。
今日はそんな事をすっかり忘れて完熟して果肉の色がこげ茶色になったものを試食した所、干し柿に似た甘さは嫌味のある甘さになっていました。(>_<)
ムクノキは山地に生えるがエノキなどと共に人家の近くにも植えられていて神社などで大木を見かける事がある。
外は予定通り本降りの雨になった。
2015年11月17日
ポツリ、ポツリ
ス ミ レ

土手斜面や道端にポツリポツリとスミレの帰り花が咲いています。いくらか愁いをおびた顔つきで・・・。
本来春から夏にかけて咲く花が今時分に咲く事を帰り花とか忘れ花と云って俳句の世界では冬の季語になっている。
桜、梅、梨、山吹、ツツジなどの木本に多いが、草本ではスミレとタンポポが代表選手のようです。
予報より大分早く雨がパラつき始めた。
2015年11月16日
いい香り
ヒイラギ

両性花、2本の雄シベの間にしっかりした雌しべがある

雄花、2本の雄しべだけで雌しべは見えない

そばに行くといい香りをさせて『ヒイラギ』が咲きだしている。
この木は節分に門口に枝を挿したりしたので昔からなじみ深い木です。
雌雄別株で雄株の花はメシベが小さく未成熟て結実しない。雌株の花は両性花でオシベとメシベが成熟して結実する。ただ、果実が熟すのは翌年の鯉のぼりの頃になる。
天気は早くも下り坂、明日は朝から雲に覆われるらしい。
2015年11月15日
集合果
サネカズラ

雨が上がり、雲の切れ間から射してきた午後の陽に『サネカズラ』の実が赤く映えている。私の好きな情景の一つで、毎年懲りずにレンズを向けている。
冬が来る前のひと時、華やかさの中に潜む一抹の寂しさのようなものを感じつつ!
サネカズラの実は「集合果」赤いツブツブの中にそれぞれ2~5個の種が入っています。
2015年11月13日
今頃?
センニンソウ

北寄りの風にケヤキの枯葉が歩道で踊ったり渦巻いたり、結構寒い!
そんな中、山際の民家の庭木に絡んだ『センニンソウ』がしっかり花を付けていた。どうして今頃?、普通8月でしょ?
問うても答えが返って来るわけでは無いが・・・のんびりした奴もいたものだ!
と云う事で今年は何時もの季節に取り上げなかった借りをここで返す事となった。
2015年11月11日
鉤 状 の
サルトリイバラ

赤く熟れ始めた『サルトリイバラ』の果実、午後の陽を受けて葉と葉の間から暖かそうなサインを出していました。
落葉ツル性半低木で枝には鉤状の鋭い刺があって猿でさえ手を焼くのでは・・・という事でこの名前が付いたようです。ただ、その割には刺の数はそれ程多くない。