2016年08月31日
いささか
ゴキヅル


もつれ合い重なり合って分厚く繁茂している『ゴキヅル』、その勢いは農薬のなかった頃の農家にとってはかなり脅威だったようです。
そんな敵役を演じるゴキヅルのその花は、いささか不釣り合いとも思える程繊細で可愛らしい。
ウリ科ゴキヅル属のツル性一年草。雌雄同株で花序の上部に雄花が総状に付き、基部に雌花が一個付きます。


もつれ合い重なり合って分厚く繁茂している『ゴキヅル』、その勢いは農薬のなかった頃の農家にとってはかなり脅威だったようです。
そんな敵役を演じるゴキヅルのその花は、いささか不釣り合いとも思える程繊細で可愛らしい。
ウリ科ゴキヅル属のツル性一年草。雌雄同株で花序の上部に雄花が総状に付き、基部に雌花が一個付きます。
2016年08月29日
逞しさ
オオフタバムグラ

河原の砂地に『オオフタバムグラ』の花が目に付くようになってきた。淡紅色で4~6ミリ程の小さな花で数ある外来種の中では好ましい部類に入る。
アカネ科オオフタバムグラ属の一年草。その年によって勢いに差はあるが毎年確実に姿を見せる逞しさは外来種としての本性だろう。
2016年08月28日
勢いが
ガガイモ

ここ何年か勢いが無いような気がする『ガガイモ』だが取りあえず花を見せてくれた。
植物には変な名前のものは多々あるが「ガガイモ」もその一つと云える。根が芋状になるので下半分は解るとしても「ガガ」はいったい何処からひねり出て来たのでしょう。色々めくって見たが結局どこかの方言がもとになっているらしい!
と云う事でチョン。
キョウチクトウ科ガガイモ属でツル性の多年草。
2016年08月27日
山間地
ボタンヅル


日当たりの良い道端で『ボタンヅル』が目立ち始めた。よく似ている「センニンソウ」は市街地に近い道端や林縁に多くみられるが、ボタンヅルは山間地などに多い。
花は沢山の雄しべが目立ち、白くて十字に開いているのはガク片で花弁は無い。
一回3出複葉の葉がボタンに似ていると云う事で「牡丹蔓」の名前が付いてようです。
キンポウゲ科センニンソウ属のツル性半低木。
2016年08月24日
まるで
シオデ 若い果実

6月中旬に花を付けてからほぼ2ヶ月、「シオデ」の果実がこんなに沢山出来ていました。まるでブドウのようです。
花を見たのはつい先日と思っていましたが、大きく育った果実に脳内時計と現実とのギャップを付きつけられる事に (>_<)
「シオデ」の名前はアイヌの方言「シュウオンテ」からきたものと云われていますが「シュウオンテ」の意味は今一不明、縄文語らしいのですが・・・。
2016年08月22日
見映えの
ツリガネニンジン


土手斜面に『ツリガネニンジン』の数が大分増えてきたがどれも花が小さく
見映えのしないものが多い。
今年はずっと雨も少なかったが、太い貯蔵根をもってしても間に合わなかったと見える。 名前もこの白く太い根が朝鮮人参に似ている事から付けられた様です。
キキョウ科ツリガネニンジン属で太い貯蔵根の有る多年草。切ると白い乳液が出る。
今度の台風の雨も大した事が無くて川の水位もほとんど変わらず水量は少ない。
2016年08月21日
青いミカンのよう
ヒメミカンソウ 蒴果


農道沿いの草地で『ヒメミカンソウ』がその名の通り小さな小さな青いミカンのような蒴果を付けていました。
市街地などでよく見かける「コミカンソウ」と似ていますが、コミカンソウの蒴果には隆起したしわが有って表面がブツブツしています。
以前はトウダイグサ科に入っていましたがDNA分類ではではコミカンソウ科として独立しています。
コミカンソウ科コミカンソウ属の一年草で高さは10~30cm。花は2ミリ程で葉腋に雄花と雌花が混じって付きます。
2016年08月20日
名ばかり
ホシクサ

頭花
田んぼの稲穂も大分膨らみを増し、その下の雑草も色々と増えて来ました。
「キカシグサ」の間から槍の様に突き出ているのは『ホシクサ』のようです。最近この辺りの田んぼではあまり見なくなって久しぶりのご対面です。
ホシクサ科ホシクサ属の一年草。花茎は4~15センチ程で頂きに3~4ミリ頭花を付けます。頭花は少数の雄花と多数の雌花が集まったもので花とは名ばかりの作りです。雄しべの葯は白色。

頭花

田んぼの稲穂も大分膨らみを増し、その下の雑草も色々と増えて来ました。
「キカシグサ」の間から槍の様に突き出ているのは『ホシクサ』のようです。最近この辺りの田んぼではあまり見なくなって久しぶりのご対面です。
ホシクサ科ホシクサ属の一年草。花茎は4~15センチ程で頂きに3~4ミリ頭花を付けます。頭花は少数の雄花と多数の雌花が集まったもので花とは名ばかりの作りです。雄しべの葯は白色。
2016年08月19日
ヒトデのような
アマチャズル 雄花


山裾の藪に絡んで小さくて弱々しい花を付けているのは『アマチャズル』
アマチャズルは茎や葉に朝鮮人参と同じ成分が含まれる事がわかって一時ブームになったが御多分に漏れずブームはたちまち去って今はアマチャズルにも平穏な生活が戻っている。
ウリ科アマチャズル属の多年草。雌雄別株でこの株は雄株、小さなヒトデのような花は直径5ミリ程。
2016年08月18日
要因
トキリマメ


小さな花、赤い豆果、その中の黒い豆。何気ないツル植物だが案外取り上げる
機会は多い。 個人的嗜好もあるが生えている場所が大きな要因と云えるかも知れない。簡単に行けて手の届く所に生えていて接写が可能な事。
そんな条件を満たして今年も『トキリマメ』が葉陰に隠れる様に小さな花を付けていた。 マメ科タンキリマメ属のツル性多年草。