2017年10月30日

雄花も


                     キチジョウソウ

   上から4つがメシベの退化した雄花その下のメシベが突き出ているのが両性花


 吉事が有ると咲くと云う伝説に由来すると云うキチジョウソウ  どこかの誰かに吉事が有ったのでしょう。今年も暗めの林床でひっそりと咲いていました。
ちなみに漢字では「吉祥草」となります
花としては後半に入ったようで花序の上部まで咲ききって雌しべの退化した雄花も見られます。
キジカクシ科キチジョウソウ属の常緑多年草。花茎の高さは8~12cm。
  


Posted by 松ぽっくり  at 18:20Comments(0)千代みどりの森

2017年03月30日

つぼ型


               アセビ


 林縁のアセビが満開になりました。今年は随分とゆっくりです。
小さなつぼ型の花が下向きに並んで、時折「ビロードツリアブ」が訪れています。花は下向きですが丸い果実は上向きに付きます。
ツツジ科アセビ属の常緑低木~小高木で1~8m。有毒植物で馬が食べると酔ったようになると云う事で「馬酔木」と書きます。
動物が食べないせいか群生する事が多いようです。  


Posted by 松ぽっくり  at 18:05Comments(0)千代みどりの森

2017年03月17日

唇形に


                ジロボウエンゴサク


 頼りなげにジロボウエンゴサクが咲き始めていました。この花も例年に比べ
10日ほど遅れての開花です。
唇形に開いた花の後ろは長い距になりこの中に蜜を貯めています。 短い間に開花結実した後は径1cm程の塊状の地下茎(塊茎)で一年の大半を過ごします。
ケシ科キケマン属の多年草。漢字では「次郎坊延胡索」漢方ではこの仲間の塊茎を乾燥したものを延胡索と呼ぶことから。
  


Posted by 松ぽっくり  at 17:21Comments(0)千代みどりの森

2016年10月23日

白めの


                 キチジョウソウ



 林床の斜面にキチジョウソウが咲いている。一週間程前には気配にも気づかなかったが今日は申し合わせたかのように花穂を立てている。
ただ株は群生するが花の咲く株は少ないのでお花畑のようにはならない。
開くと白っぽく見える花被片の外側は紅紫色なので内側の見えないツボミの時は見つけにくい。
キジカクシ科キチジョウソウ属で常緑の多年草。
  


Posted by 松ぽっくり  at 17:12Comments(0)千代みどりの森

2016年04月02日

独特の花姿


                ヒトリシズカ

      黄色い葯の間に見える半透明がメシベの先


 大分開いてしまっている!と情報を聞いて、気になっていたヒトリシズカを覗いて来ました。
確かに白い花穂が見え始めの初々しさは通り過ぎたようだがそれでも独特の花姿は魅力的である事には変わりはない。
個性的な花にはガクも花弁も無く白い糸のように見えるのはオシベの花糸で3本が根元でくっ付き子房の横に付いている。
その花糸の根元に黄色く見えるのは葯で3本のうち外側の2本に付いている。  


Posted by 松ぽっくり  at 22:22Comments(0)千代みどりの森

2016年02月13日

長い毛


                  フラサバソウ


 日差しが有る内にと思い午前中にフラサバソウの様子を見に行ってみました。
昨年より少し領域を広げ、小さな花は咲き始めていました。寒い内から花を咲かせる為かどうか分からないが茎や葉やガクに長い毛が有る。
一風変わった名前は植物学者のフランシェ氏とサバァチェ氏と云う二人の名前から命名されたと云われています。
この草もユーラシア原産の外来種ですが、同じ仲間でもう少し花の大きい「オオイヌノフグリ」程多くはない。  


Posted by 松ぽっくり  at 16:13Comments(0)千代みどりの森

2015年10月18日

株数の割に


              キチジョウソウ


 この所あまり吉事はなかった、と云うかその反対の事の方が多かったが「吉事が有ると咲く」と云う伝説に由来のキチジョウソウ』は素知らぬ顔で咲き始めていました。漢字にすると「吉祥草」と書きます。
地表を這う茎でふえ、しばしば群落を作りますが株数の割に花を付ける株は少ない。
分類はユリ科からDNA分類ではキジカクシ科に移されました。  


Posted by 松ぽっくり  at 13:00Comments(0)千代みどりの森

2015年10月14日

寄りかかって


                ヤマトリカブト



 民家に近い荒れた林縁、毎年気を揉みながら覗きに行く。
サラシナショウマが長い茎の先につぼみを付けていたが葉は何故か一部が残っているだけ? 3株程になってしまったオクモミジハグマは残念ながら花が終わっていた。
ヤマトリカブトは寝そべったり寄りかかったりしながらではあるが5~6株が花を付けていた。やれやれだ。
それではとコンデジを構えると風の機嫌が悪く、しばし花の前で固まる事となる。  


Posted by 松ぽっくり  at 16:15Comments(3)千代みどりの森

2015年03月28日

花姿


                  ヒトリシズカ

 先日はまだ4枚の葉に包まれていた『ヒトリシズカの花、4日ぶりに覗いてみました。
おおよそ期待どうりの花姿に成っていたが訪れる時間帯がよくなかったのかもう一つ期待通りと云う訳にはいかなかった。
ヒトリシズカの花は花弁もガクも無く雌しべ1個、雄しべ3個からなる単純な構造です(白い糸状の物が雄しべ)  


Posted by 松ぽっくり  at 17:59Comments(0)千代みどりの森

2015年03月24日

もう少し


                ヒトリシズカ

 他の所では見ごろになったとの連絡を頂いたので、いつもの所へ出向いてみました。
こちらもかたまって出ていましたがもう少しと云う所でしょうか、この花は完全に開く前、両の手のひらでやさしく包み込むような微妙な花姿が何とも愛らしくて人気があります。理想的な花姿まであと3~4日と云った所でしょうか?  


Posted by 松ぽっくり  at 16:53Comments(2)千代みどりの森