2018年10月23日

横になったまま


                              アケボノソウ



 この前の嵐で倒れたのでしょうか?アケボノソウ』が横になったまま、それでも上を向いて咲いていました。傍らには真っ直ぐ立っている個体も見受けられるのですが、
この花、大雑把な体質?のようで一つの個体の中に花冠の裂片が4片や5片や6片のものが混在しています。主流は5片のようですが。
リンドウ科センブリ属の2年草。根生葉は花時には無く、茎葉は3主脈が目立ちます。
  


Posted by 松ぽっくり  at 21:51Comments(0)則沢

2018年10月22日

上から下へ


                       テイショウソウ


      テイショウソウの葉

 少し暗めの林縁にポツンと一つテイショウソウが立っていた。30cm程の花茎に縦に並んだツボミは上から下へと咲いていく。
この花は3個の小花が集まって1つの頭花を作っていて、1つの小花に少しよじれたリボンのような花弁が5個づつ有るので1つの頭花に合計15枚の花弁が付いている。
キク科モミジハグマ属の多年草。テイショウソウの葉には白い模様の出ることが多い。
  


Posted by 松ぽっくり  at 23:59Comments(2)水見色

2018年10月21日

一斉に





 ガヤガヤガヤ、花がこっちを向いて一斉に話しかけて来た、ように見えた、『ヤマトリカブトが盛りを迎えている。
毎年何回も通る林道だがこの場所でこの花を見るのは初めてだと思う。観察力の頼りなさを痛感。
トリカブトの仲間はよく似た種がいろいろ有るが地域によって限定される事が多いようで、先人の書によれば竜爪山系はほとんどが「ヤマトリカブト」との事です。
キンポウゲ科トリカブト属。この仲間の根は地下に直立した根が有って毎年、前年の根の横に新しい根が出来て新旧交代する。この根に猛毒がある。       


Posted by 松ぽっくり  at 23:55Comments(0)則沢

2018年10月17日

花の色が


                     サクラタデ



 昨日は時間が無くて?できなかったので一日遅れの掲載です。
遊水池の一画にサクラタデの群落が有ります。観察会が行われたりしますので人の手が入っていますが毎年一面に咲く所を見る事が出来ます。今年も一面に淡紅色が広がっていました。
サクラタデはタデの仲間では「花が一番大きくて華やか」と云われますが、何せ地味な事では定評のあるタデの仲間の事ですから大きいと云っても6ミリ程度。一般的にはやや小さ目の花と云われるかもしれません。
タデ科イヌタデ属の多年草。花の色がサクラに似ているので「桜蓼」の名が付いたようです。  


Posted by 松ぽっくり  at 16:09Comments(0)遊水池

2018年10月15日

大の字


                      ダイモンジソウ


 花の便りが伝わって来ましたので出かけてみました。此処も先日の嵐に荒らされたようです。
お目当てのダイモンジソウは咲いているもの、咲き終わったもの、蕾のものとまちまちで、
以前岩肌を白くする程に咲き誇った時の事を思えば比べようもありませんが、取りあえず靴を濡らしながら撮って来ました。
ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。花茎の高さは10~30cm程。花弁は5枚で下2枚が長く大の字に見える。
  


Posted by 松ぽっくり  at 00:00Comments(0)横山

2018年10月08日

効能が


                       イヌショウマ


 先日の嵐で荒れた山かげにイヌショウマが咲き残っていました。花は盛りの頃とは比べようも無いがその分健気さが・・・
根茎が漢方に用いられるサラシナショウマに似ているが、こちらの根茎は効能がないので「犬升麻」の名が付いたと思われる。
キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草。葉は根生葉で茎葉は普通ない。  


Posted by 松ぽっくり  at 22:17Comments(0)則沢

2018年10月07日

3 タイプの


                        ヤブマメ

       開放花

 その名の通り、藪や林縁などに普通に見られるヤブマメの花は長さ15~20ミリ程の蝶形花。色は白っぽくて一部に淡青色~紫色を配しているが色の濃淡はかなり個体差がある。
この花、よく見かけるので取り上げる回数も多いがシンプル感が嫌いではない。
マメ科ヤブマメ属のツル性一年草。開放花、閉鎖花、地下の閉鎖花、と3タイプの花を付ける事で知られている。

  


Posted by 松ぽっくり  at 23:24Comments(0)フィールド

2018年10月06日

溝が


                        タニジャコウソウ

 昨年、意外な所にある事を聞いていたタニジャコウソウ。シーズンは丁度いい頃なので
覗きに行ってみました。
ちょうど咲いていましたが、花と私の間には深い溝が横たわっていて私の体力では近づく事が出来ません。コンデジのズームで引っ張り寄せてみましたが・・・(>_<) 更に先日の台風にもかなり痛めつけられたようで被写体としてもあまり芳しくありません(これだけ前置きをしておけば出来の悪さは大目に見てもらえるかな)という事で証拠写真として一枚撮って来ました。中央に並んでいるのはツボミです。
シソ科ジャコウソウ属の多年草。分布は関東以西、四国、九州。  


Posted by 松ぽっくり  at 22:28Comments(0)洞慶院

2018年10月02日

下痢止めの

                       ゲンノショウコ


 風に恐怖を感じた事は記憶にないが先日の台風では部屋の中に居ながらの轟音に戦慄を
覚えた。加えて13時間余に及ぶ停電では電気に頼り切った生活の脆さも思い知らされた。
 あれだけの風が吹いた割には草むらは意外と荒れていなかった。今年もゲンノショウコ』の紅花タイプが沢山花を付けている。
前にも書いたが市内ではゲンノショウコと云えば白花が普通だが所々にポツン、ポツンと紅花を付ける所がある。
フウロソウ科フウロソウ属の多年草。花はガク片5、花弁5、花柱も5裂する。言わずと知れた「下痢止め」の民間薬。  


Posted by 松ぽっくり  at 17:21Comments(2)足久保