2018年03月26日
健気に
ハナネコノメ


今日は情報を頂いて『ハナネコノメ』を見に行って来ました。ただ一日間をあけたせいか紅色の葯は花粉を出し終わったとみえて大多数は花糸だけになっていて若干「遅きに失した」感は有りました。
という事で葯の残っているものを選んで写してきました。花には花弁は無く白色の花弁のように見えるのはガク片です。花後に走出枝を出して殖える。
ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草。高さ5~10cm、葉は1cm以下、小さくても健気に花を付ける様に惹かれてしまいます。
2017年10月09日
片側に
シモバシラ


林道沿いの林縁などに『シモバシラ』の花が盛りを迎えていました。雄しべも雌しべも
長く花冠の外に突き出して片側に並んで咲いています。
この一風変わった名前は冬に枯れた茎の根元に氷の造形物を作る事から
付きました。
この現象は外気が氷点下になって地上部は枯れますが地中の根はまだ生きていて水を吸い上げ、この水が枯れた茎の割れ目などからしみ出し、外気に触れて氷ができると云う仕組みです。ただこの現象も最初の頃だけで次第に地中も凍ってしまい氷の花は見られなくなります。
シソ科シモバシラ属の多年草で山地の木陰などに生えて高さは40~90cm。
2017年07月25日
昆虫のよう
クモキリソウ



今日は画が撮れなかったので先日「オニノヤガラ」のそばに有った『クモキリソウ』を載せます。
高さは20cm程で花の色は薄緑色とまず地味なランの仲間です。名前の由来はよく解りませんが漢字では「雲切草」「雲霧草」「蜘蛛散草」などの字が当てられるようです。
ラン科クモキリソウ属の多年草で山地のやや暗い樹林下などで見られ、この仲間は花がどれも昆虫のような形に見える。
2017年07月23日
屹立して
オニノヤガラ



情報をいただいて早速ハンドルを握り車を進める事1時間余り、山の通路の際に
1メートルを超える雄姿が一本屹立していました!
こんなに簡単に見れていいのか?などと思いつつシャッターを切りましたが細く長い被写体は中々難しくてシャッターボタンをこれでもかと押しましたが結局この程度の出来でした。
『オニノヤガラ』ナラタケの菌糸と共生する葉緑素の無い腐生植物、ラン科オニノヤガラ属で名前は真っ直ぐに伸びた花茎を鬼の矢柄にたとえて付けられた様です。
情報有難うございました。
2017年07月02日
丸い花序
カギカズラ 頭状花序



情報をいただいて行ってきました。『カギカズラ』は大抵はるか上の方で花を付けるので我が愛機のコンデジでは中々手に負えなくて悔しい思いをしていましたが、今回は目と鼻の先で見る事が出来、積年の希望を叶える事が出来ました(構図などは兎も角として)
アカネ科カギカズラ属の常緑ツル性木本でツルは10メートル以上になる。葉腋に湾曲した鉤が有りこれで他の樹木などに絡まって伸びていきます。花は葉腋に径2センチ程の丸い花序を一個づつ出して小さな花を多数つけ、メシベの花柱が突き出ている。
2016年05月12日
白い軟毛を
ルリミノキ


素晴らしい青空が広がって気持ちがいい。情報を頂いた花を探しにお出かけです。
昨日の雨の名残りのある林道を花期の過ぎた「シャク」を横目に見ながら進みます。ここは随分とシャクの多い所でそれこそシャクに触るほど生えています。
歩くのが大分かったるくなってきた所でやっと目的の『ルリミノキ』とご対面です。
昨日の雨風で大分花が落ちていましたがそれでも所期の目的は達成です。
アカネ科ルリミノキ属の常緑低木で高さは1~2m程。花は2~4個がまとまって付き、花の内面に白い軟毛を密生しています。
和名は晩秋にルリ色の果実を付ける事から「瑠璃実の木」となった様です。


素晴らしい青空が広がって気持ちがいい。情報を頂いた花を探しにお出かけです。
昨日の雨の名残りのある林道を花期の過ぎた「シャク」を横目に見ながら進みます。ここは随分とシャクの多い所でそれこそシャクに触るほど生えています。
歩くのが大分かったるくなってきた所でやっと目的の『ルリミノキ』とご対面です。
昨日の雨風で大分花が落ちていましたがそれでも所期の目的は達成です。
アカネ科ルリミノキ属の常緑低木で高さは1~2m程。花は2~4個がまとまって付き、花の内面に白い軟毛を密生しています。
和名は晩秋にルリ色の果実を付ける事から「瑠璃実の木」となった様です。
2016年05月08日
鋭い刺
ジャケツイバラ


山間地へ向かう川沿いの道路の両側で『ジャケツイバラ』の花が急に目に付くようになってきた。
20~30cmの総状花序に付いた鮮やかな黄色の花は車の中からでもハッキリその存在がわかる。
マメ科に分類されるが花は蝶形花ではなく花弁は5枚で上の1枚だけがやや小さく赤い筋が入る。と云う事でマメ科の中でもジャケツイバラ亜科とされる。ジャケツイバラ属のツル性落葉低木で枝はツル状にのび鋭い刺がある。
和名は曲がりくねった幹を蛇に見立てて「蛇結茨」となったと云う説もある。
2015年11月06日
個 性 が
リンドウ

色のうすいタイプ

明らかに色の異なるもの

気持ちの良い秋晴れも今日までらしい、と云う事で少し車を走らせてみたがこの時期は林道沿いも草刈の手が入っている所が多くて草好きには寂しい限りです。
それでも日当たりの良い斜面では『リンドウ』が盛りを迎えていました。
リンドウ科リンドウ属の多年草で茎は直立するが倒れやすく、真っ直ぐ立っている事はまずない。
花は陽が当たると開くが、沢山あると十人十色ではないが個性が垣間見えて来る。
2015年10月28日
亀甲白熊
キッコウハグマ


山里の茶畑の横、多少湿り気の有る斜面は秋の花がいろいろ顔を見せていました。
ノコンギク、リュウノウギク、サワヒヨドリ、アキノキリンソウ、アキノタムラソウ、ガンクビソウ、イヌセンブリ、キッコウハグマ、そんな中から高さ15cm程、花の径は1cm程の『キッコウハグマ』を撮ってみました(小さな花好きの選択)
この風車のような花も3個の小花が集まって出来た「頭花」で1個の小花は5深裂しているので花びらは15枚になる。
キッコウハグマの名前は葉の形が亀の甲羅に似ているという事で付いたようです。
2015年10月17日
個性派
ダイモンジソウ


「個性派がいるらしいよ!」と云うお話を頂いて早速行ってみました。
『ダイモンジソウ』 水が滴る岩壁が白く見える程沢山咲いています。この中から個性派を見つける事が出来るだろうか?と一瞬危惧しましたが、それは意外と簡単に見つかりました。
花弁に大きなキョ歯が付いたような、ささくれた様な確かに個性派です。初めて見ますが、これも変種の一つになるのでしょうか?、
?の多いこの頃です。