2013年09月30日

炎の色

    ヒガンバナ

 白い雲の浮かぶ青空にヒガンバナが最後の炎を燃やしていた。「松明花」の別名がうなずける炎の色です。
お彼岸の頃花が咲くので「彼岸花」の名が付いたが、仏教では天界の花
されているそうです。
ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で古い時代に中国から入ったと云われ、
日本のものはほとんど結実せず、種が出来ても発芽しない
したがって繁殖は地下の鱗茎によります。  


Posted by 松ぽっくり  at 16:50Comments(0)フィールド

2013年09月29日

終盤に

    ハバヤマボクチ

    タチコゴメグサ

 高原ではヤマラッキョウの花が咲き始めて秋の花もそろそろ終盤に入った。
ススキが波打つ中にすらっと茎を伸ばしているのはハバヤマボクチ丁度今が盛りでかなりの数が一風変わった花を付けている。
名前のハバヤマは草刈り場の有る山、ホクチは火打石の火を移し取るもの
この仲間の葉裏の綿毛を集めて火口にしたと云う。
したがって草刈り場のような所に生えて、その綿毛を利用した事から「葉場山火口」の名が付いたとの事です。
 そのそばの草陰では「タチコゴメグサ」が最後の花を付けていました。
 ススキ原を渡る風には涼しさを超えたものが感じられます。  


Posted by 松ぽっくり  at 22:31Comments(0)花を訪ねて

2013年09月28日

花粉を

    オオフタバムグラ


 カラリとした青空のもとオオフタバムグラは盛んに花粉を吐き出して
いた。 淡いピンクの花がいかにも可愛らしい!
細くて厚めの葉には堅くて短い毛があって触るとザラつく
アカネ科オオフタバムグラ属の1年草。海岸や河原の乾いた砂地を好む帰化植物で
原産地は北アメリカと云われている。
  


Posted by 松ぽっくり  at 17:35Comments(0)フィールド

2013年09月27日

サツマイモ属

         ホシアサガオ

 午後になると萎んでいるのであまり目立たないが、午前のフィールドはホシアサガオがそこ此処で咲き誇っている。
マメアサガオと比べるとカラフルで、花枝が長く葉の上に出ているのでより目立つし、花の数も多いようだ。
ヒルガオ科サツマイモ属でツル性の1年草。熱帯アメリカ原産で北アメリカ、オーストラリア、東南アジアなどに広く帰化しているようです。
葉は先ののびたハート型ですが、時折3裂するものも見受けられる。
  


Posted by 松ぽっくり  at 14:03Comments(0)フィールド

2013年09月25日

クルリと

     クサボタン


 少し離れた所からでも目に付く程、クサボタンが花やツボミを増やしていい感じにクルリと反り返っている。 ただ難を言うなら色が薄くてほとんど白にちかい
云う事。 そしてこの花には花弁は無く、クルリと反り返っているのはガク片です。
キンポウゲ科センニンソウ属の多年草で雌雄異株
葉の形がボタンに似ていると云う事でこの名が付いたようです。
この仲間は大部分がツル植物で、直立した茎をもつクサボタンは少数派!

  


Posted by 松ぽっくり  at 17:48Comments(0)花を訪ねて

2013年09月24日

かいくぐり

    ツルリンドウ

 「オケラ」も「センブリ」もさっぱりと消えていました。遊木の森の業者は草刈りが
お上手なようでお手上げです!
それでも地を這っていた『ツルリンドウは鎌の下をかいくぐり淡紅紫色のきれいな花を付けていました(画像ではその色が再現できていませんが・・)
リンドウ科ツルリンドウ属のツル性多年草。ツルは長くなると80cm程
なる様です。
花の先は5裂し、裂片の間には小さな副裂片がある。これは属が違っても
「リンドウ」と変わらない特徴です。  


Posted by 松ぽっくり  at 17:53Comments(0)花を訪ねて

2013年09月22日

乾いた膜質

    カワラハハコ 雌株


 道端のコンクリの隙間に生えたカワラハハコが花を付けました。
河原が近いと云えば確かに近いし石ころだらけの河原と似ていると云えば
似ていなくもないが・・・
キク科ヤマハハコ属の多年草。日本に自生するヤマハハコ属は全て雌雄別株との事でこの株は雌株。
雌株に付く花はほとんどが雌花で少しだけ両性花が混じります。雄株には両性花が付きます。
それとこの仲間の特徴は何と言っても総苞片、乾いた膜質で光沢があり
まるで花びらのように見えます。  


Posted by 松ぽっくり  at 16:49Comments(0)フィールド

2013年09月19日

突き立てて

     ヌルデ

      雌 花

 爽やかな晴天が続きます、空地に生えたヌルデが大きな花序をその青空に突き立てていました。
花はあまりの小ささとその数のせいか多少近くに寄ってもツボミやら咲いているのやらはっきりしない程です。
花の大きさはそばで蜜を吸っているセセリチョウと比べてもらえば一目瞭然!
ウルシ科ウルシ属。平地から低山までごく普通に生える落葉小高木で
雌雄別株。

白い樹液を器具などに塗った事から「ヌルデ」の名が付いたと云われています。写真は雌花。  


Posted by 松ぽっくり  at 17:29Comments(0)フィールド

2013年09月17日

豆果の形が

           ノアズキ

 気持の良い青空が広がって部屋の湿度は40%、気温の割にスッキリ爽やかです!
 畑の横の藪にノアズキが絡んで花と豆果を付けています
花は昨日取りあげた「ヤブツルアズキ」と外見そっくりですが横に付いている豆果の形が明らかに異なります。
ヤブツルアズキの根棒状に対し、こちらは「キヌサヤ」を少し丈夫にした感じです。もうひとつ異なる点は葉の裏とガクに腺点があると云う事で属も変わります。
マメ科ノアズキ属のツル性多年草。葉の形が「クズ」に似ていて小さいので
「ヒメクズ」の別名があります
  


Posted by 松ぽっくり  at 18:08Comments(0)フィールド

2013年09月16日

異端の

    ヤブツルアズキ

 台風18号は高速で駆け抜けていったがそれなりの雨をもたらしたようで安倍川は先日とは打って変り川幅いっぱいに濁流が音を立てて流れています
 土手下の茶畑の端、黄色い花が点々としています。近づいて見るとこれもマメ科の中にあっては異端の部類に入る花の形をしたヤブツルアズキでした。すでに
豆果も幾つか出来ています。
これを改良して畑のアズキが作られたと云われるだけあって、根棒状の豆果
小豆とよく似ています。  


Posted by 松ぽっくり  at 22:42Comments(0)フィールド