2017年10月09日
片側に
シモバシラ


林道沿いの林縁などに『シモバシラ』の花が盛りを迎えていました。雄しべも雌しべも
長く花冠の外に突き出して片側に並んで咲いています。
この一風変わった名前は冬に枯れた茎の根元に氷の造形物を作る事から
付きました。
この現象は外気が氷点下になって地上部は枯れますが地中の根はまだ生きていて水を吸い上げ、この水が枯れた茎の割れ目などからしみ出し、外気に触れて氷ができると云う仕組みです。ただこの現象も最初の頃だけで次第に地中も凍ってしまい氷の花は見られなくなります。
シソ科シモバシラ属の多年草で山地の木陰などに生えて高さは40~90cm。