2013年08月01日

移動する

        アキノタムラソウ

   中央から上の花は雄しべが真直ぐですが下の花の雄しべはうなだれています。

 誰かが部分的に草を刈った土手斜面、ちょっと見通しが良くなってアキノタムラソウが数本見え隠れしている。
この花の雄しべは移動する事で知られている。初め雄しべは上唇にそって突き出ているが、花粉を出し終えるとうなだれたり横を向いたりする。下の画像で比べて見て下さい。
その後雌しべの先端が開いて受粉の体制に入る。これは自家受粉を避けるための生態。
 名前は”アキノ”とついているが花期は7~11月とかなり長い。
シソ科アキギリ属の多年草で、園芸種のサルビアもこの仲間です。  


Posted by 松ぽっくり  at 18:33Comments(0)フィールド