2019年07月27日

葉脈が


                      ヒロハコンロンカ



 台風6号が来ているはずだが雨は朝方に少しまとまって降ったがその後は時折パラつく程度でさっぱり、という事で今日はお空の見張り番をしてしまいましたので昨日の事を書きます。
 一ヶ月ほど前に出向いた際にはその一帯は藪払いがされて雑木も切られていたので落胆して帰って来ましたが、それでもと思いもう一度行ってみると遠目にもそれと解かる独特の白いガク片が目に入ってきました。良かった!全滅せずに残っていてくれました。
相変わらず溝の向こう側なので接写は出来ませんが取りあえずヒロハコンロンカの出来の悪い写真を撮って来ました。
葉脈がよく目立ちます。それよりなにより白い花弁状に見えるのは外側の花のガク片の一個だと云うから驚きです。
アカネ科コンロンカ属の落葉低木で半ツル性に見えました。
  


Posted by 松ぽっくり  at 17:28Comments(2)敷地

2019年07月17日

広げて


                        ツヅラフジ 雄株



 林縁にスダレを垂らした様にツヅラフジが円錐花序を広げていました。普通に見られるツルですがこれだけ沢山の花序を広げているのは久しぶりなので撮らせて頂きました。
雌雄別株のこれは雄花序。ただ時々同株と云うのがあって雄花序の中に雌花が混在することが有ったりします。ちょっと面倒くさいやつです。
ツヅラフジ科ツヅラフジ属の落葉ツル性木本で絡むものが有れば10メートルほどの高さまで這いあがります。別名は「オオツヅラフジ」  


Posted by 松ぽっくり  at 15:52Comments(0)農道

2019年07月10日

後に赤色を


                    ペラペラヨメナ 真上から


 水量豊かな水路の両壁に居を構えたペラペラヨメナ。いつ頃根付いたか定かではありませんが年々その領域を広げ、同じく外来種の「ヒメツルソバ」とその覇を競っています。
もともとは観賞用に導入されたようですが1949年に野生化が確認されてから関東以西にとびとびに帰化している様です。
キク科ムカシヨモギ属の多年草で原産地は中央アメリカ。花の色ははじめ白いが後に赤色を帯びる。ヒメジョオンなどと同属です。
  


Posted by 松ぽっくり  at 18:08Comments(4)近所

2019年07月05日

実栗


                      ミクリ

     クリのイガに見立てられた集合果

     花穂、白い糸状のものは雌しべの柱頭、上の丸いのが雄花のツボミ

 近所の半分水路のような川にミクリが実を付けていると出先で聞き、帰りに確認してきました。
なるほど情報通り結構な数の株が実を付けている、ここは割合とよく通る道沿いなのにどうして気付かなかったのだろう。注意力が散漫になったのか、視力が衰えたのか、いずれにせよ嘆かわしい
花もまだ残っていて所々に散見できる。花茎は上部で枝分かれし、その枝の下部に雌頭花、上部に雄頭花を複数付けている。
ミクリ科ミクリ属の多年草で浅い水の中に生える。ミクリの名前はこの集合果を栗のイガに見立てて「実栗」の名が付いたと云われています。  


Posted by 松ぽっくり  at 15:44Comments(0)近所

2019年06月27日

入り混じって


                     ムラサキシキブ

     オシベ4とメシベ1は花冠の外へ突き出している

 予報とは裏腹に雨の気配はなく午前中は時折陽も射したりした。そんな天気に促されて近場の山裾を覗いて来ました。
藪に紛れるようにしてムラサキシキブが花を付けていた。今回はタイミングが良くなかったようで集散花序に付いた花は開花しているもの、ツボミのものや終わったものなど入り混じっていて見映えはもう一つと云った所。
クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木。ムラサキシキブ属の学名はカリカルバ属で意味は「美しい果実」と云う事のようです。
  


Posted by 松ぽっくり  at 21:28Comments(0)足久保

2019年06月14日

落ちない


                     クスダマツメクサ

     花 序

     花 後

 土手下の通路際にひとかたまりのクスダマツメクサを見つけました。
この草はヨーロッパ原産で全国的に帰化している様ですが「コメツブツメクサ」ほど多くはなく、私としては3年ほど前にグランド横の空き地で見て以来です。
小さな花は受粉が終わってもそのまま残り、豆果はカサカサに乾いた花弁とガクに包まれています。
マメ科シャジクソウ属の一年草。クローバーと同じ仲間で花が終わっても花弁が落ちないのはこの属の特徴。  


Posted by 松ぽっくり  at 22:09Comments(0)フィールド

2019年06月06日

おびただしい数の


                    テイカカズラ


 農道の側面は云うに及ばず雑木や果樹にまで這い登ったテイカカズラが咲き誇っています。おびただしい数の花は側面を覆いつくし花模様のカーテンを引いたようです。
テイカカズラの葉は様々な表情を見せますが林床を這うツルの葉の縁は波状の浅い鋸歯が見られます。
キョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑ツル性木本。名前は「藤原定家」を主題にした謡曲によるとの説が有るようです。  


Posted by 松ぽっくり  at 21:33Comments(0)農道

2019年06月02日

這いまわる


                   テリハノイバラ



 土手斜面に刺のあるツルを広げたテリハノイバラが花期を迎えていた。野生種にあっては比較的大きめの花は離れた所からでもよく目立つ
花には芳香が有るので何気なく手をのばすと鋭い刺に痛い目にあったりする。
バラ科バラ属のツル性落葉低木。ひたすら地面を這いまわるので「ハイイバラ」の別名がある。  


Posted by 松ぽっくり  at 22:48Comments(0)フィールド

2019年05月28日

真下を向いて


                       ウメガサソウ


 昨日ウメガサソウの様子を見に行ってきましたが無駄に用事が多くてアップできませんでしたので一日遅れで載せておきます。
今年は花茎の数も多く花は6個も付いていて近年では最も花付きが良いようです。ただ花はまだ完全に開いておらず、おまけに花は真下を向いているのでシャッターを切ってもどこか物足りなさを覚えます。取りあえず現状記録と云う事で!
ツツジ科ウメガサソウ属で常緑の多年草。名前は花の感じから付いたようです。
  


Posted by 松ぽっくり  at 21:39Comments(0)横山

2019年05月25日

刺が


                     ヤマウコギ


     葉柄の下の刺

 気が付けば2週間、この間出かけなかった訳ではありませんが、タイミングが悪くて・・・
林縁から枝を伸ばして『ヤマウコギが沢山の花序を付けていました。すでに授粉も済んで実になり始めた所のようです。葉柄の下に刺が有ってさわると結構痛い
ウコギ科ウコギ属の落葉低木。若葉はお浸しやウコギ飯にされる。  


Posted by 松ぽっくり  at 18:22Comments(0)諸川池